厚生労働省がまとめた資料をみると、派遣社員として働いている女性のうちの59.6パーセントが「事務的な仕事」についているという結果が出ている(平成26年就業の実態・個人調査)。
また、職業別にみた正社員と正社員以外の労働者割合の調査においても、「事務的な仕事」における正社員以外の労働者が占める割合は29.2パーセントと、高い割合になっている。
このことから、一般事務職として働ける人材の需要が高くなっているのがわかる。
結婚などの理由で会社を一度退職し数年のあいだ家庭に入っていた主婦や、結婚後も正社員として家庭と仕事を両立させてきた女性がライフスタイルの変化などの理由により、再就職もしくは転職を考えることは多い。
仕事を続けたい主婦にとっては残業がネックになってしまうことが多いため、勤務時間が契約で決まっている派遣社員として働くことを選択する女性も増えている。
希望の職種・勤務時間などの条件を登録しておけば、マッチングする仕事を紹介してもらえるため、自分で探す必要がないというのも大きなメリットといえる。
一般事務の求人は多いため、実務経験があったりパソコン操作の基本スキルがある場合は、すぐに仕事を紹介して貰える確率が高い。
また、気になる福利厚生についてだが、派遣社員として働く人の8割前後は、雇用保険・健康保険・厚生年金を受けているという調査結果(平成26年厚生労働省調べ)が出ているため、その面でも安心できる。